第4次安倍再改造内閣が11日に発足し、赤羽一嘉衆院議員(公明党、兵庫2区)が国土交通相に就任した。赤羽国交相は就任会見で、防災・減災の推進、観光先進国の実現などに意欲を示した。
赤羽国交相は11日の会見で「頻発する激甚災害から国民の命と暮らしを守る防災・減災の強力な推進」「観光先進国の実現、それに伴う交通網、アクセスの整備」「バリアフリーの社会づくりのさらなる推進」の3点について特に注力する考えを示した。
観光施策に関しては、統合型リゾート(IR)の整備で「国土交通省として基本方針の策定など所要の準備を着実に進めていく」と述べたほか、12日の国交省専門紙向け就任会見で、訪日外国人旅行者の受け入れ拡大などに不可欠な施策として、首都圏空港の機能強化に取り組むと説明した。
赤羽 一嘉氏(あかば・かずよし)慶應義塾大学法学部卒。三井物産勤務を経て、1993年7月、衆院初当選。衆院当選8回。衆院国土交通委員長、財務副大臣、経済産業副大臣、衆院経済産業委員長など。61歳。
会見する赤羽国交相